みかん百姓玉置俊久
みかん百姓
プロフィール
私のベースは「みかん」です。
地元・玄子区、日高のお手伝いをする
「ミカンの出来は、畑に付けた足跡の数で決まる」
ミカン畑の大仕事。除草・施肥・消毒について
今までの経験スキルで 地元・日高のお役に立つ様 お手伝いする
私のミカンつくりのコンセプト
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地元・玄子区、日高のお手伝いをする
たまたま、古典芸能で有名な名刹道成寺創建1300年の記念イベントの立ち上げに苦慮していた地元関係者に「観光協会を立ち上げ、それを受け皿として、全国に発信する」ことを提言。言い出しっぺが面倒を見よと町の初代観光協会会長になり、会社時代の営業テクニックで各界の重鎮の方々に直接談判。
「古典芸能の著名演目・道成寺物」の
能
、歌舞伎、文楽、日舞等、物語発祥の地道成寺境内に特設舞台を作り、人間国宝の方や第一人者に舞っていただく前代未聞の大事業。
全国から古典芸能ファンを呼び込みました。
http://www.dojoji.com/
マスコミも注目、大手新聞の一面記事にまで取り上げられました。
その一連の活動、主旨が認められ
「関西元気文化圏賞・ニューパワ−賞」
を、坂田藤十郎さんや、ガンバ大阪と一緒に受賞しました。
そして第一回の「わかやま地域おこし大賞」をも頂きました。
地元材のログハウス 道成寺で薪能 関西元気文化圏賞受賞 川岸刈で蛍の里を
地元玄子のミカンは大変おいしい。
このおいしさを、みんなに受け入れてもらいやすいネーミングを作ってはと相談、蛍に注目しました。
幼いころ遊んだ小川、それが生活排水やごみ投棄でドブ川ごときになり一次は魚の姿もままならぬ状態になっていたのが、Uターンした頃、合併浄化槽の設置や、消毒の規制等で川の自然が回復、蛍がポツリポツリと飛び始めていました。
そうだ、河川愛護の一環であった、
川岸狩り
を「蛍を守る川岸刈り」と位置づけ区民全員で清掃作業を行おう。すると、川に対する意識が変わり、見違えるように川は美化。不法投棄もなくなり、自然に蛍が増えました。毎年「ホタル祭り」を開催、1キロにわたる遊水ゾーン「蛍の遊歩道」も作りました。いまや和歌山のホタルの名所の一つになりました。
ただ自然豊かな「蛍の里のみかん」ブランドの確立には、地元民のマンパワーがついて来れず、いまだ実現できていません。
しかしながら、「自然の蛍が育つ綺麗なみんなの川つくりが本来の地域の活性化の姿ではないか」そんな提言と蛍の乱舞する地域つくりは、毎日新聞農業記録優良賞や、知事表彰を受けました。
農業にとっての難題は、天候による自然災害ばかりではありません。
Uターンして3年目、2反の傾斜地に苦労して南高梅25本植えました。
若芽が出てカバーを取った翌日茶色の棒になりました。
もちろん対策はしていましたが、柵を飛び越えた大きな鹿の所為でした。
そこから私の鳥獣害被害対策の戦いが始まりました。
12年前、まだジビエという言葉が認知されていなかった頃、自分の苦い経験と、猟友会の要望を兼ね、全国初の公営解体施設を開設。
鳥獣被害と、ジビエを関連付け、野生動物とうまく共生できることを願いつつ「厄介者を宝に」と山村農業振興策の切り札として訴え続け注目を浴びました。農林水産大臣や、自由民主党鳥獣被害対策議員連盟に招聘され先生方や官僚を相手にレクチャー。全国的なジビエブームの先鞭を付けました。今年秋、新たに熊野の地に、地元や自治体の協力を得て、
「ひなたの杜」
https://wakayama-gibier.jp/shop/hinatanomori/
という施設を建設。「わかやまジビエ」を全国へ発信していきます。
教育部門にも一石を投じました。
和歌山県農業大学校や、県就農支援センターでの「ミカンで儲けてベンツに乗ろう」というキャッチコピーで生産から販売、加工までの地域に合った農業のビジネスモデルは、過去の経験重視からの脱皮を訴え、長年にわたり導入教育の巻頭講話になりました。
また県からの要請で、和歌山大学非常勤講師として、農業などを中心とした地域産業による地域おこしの講座を持つことになりました。(町長になってしまったため、残念ながら1年で別の方に譲りました)。
こういった活動提言は、聞いてもらえても、地域の空気を具体的に変えていくことはなかなか時間がかかります。が第2の人生の私には時間がない。
体力、資金、膨大なエネルギーもいります。
それならと多くの反対を押し切って、町長選挙に出馬。
日本中に風が吹いている時代でした。その風にも乗って日高川町2代目の町長になりました。
町長時代の活動、実績は外部からは絶賛されましたが、内部からは従来からの価値観を根底から揺るがすインベーダー的存在。田舎の壁はとてつもなく厚く、紀伊半島大水害の壊滅的被災を驚異的なスピードで乗り越えたにもかかわらず、2期目の再チャレンジは失敗。
それまでの改革はことごとく否定され、目玉事業は棚上げになってしまいましたのでここでは割愛します。
政局とは本当に水ものです。