私のミカンつくりのコンセプト


ミカンが好きです。誰よりも。


出来るだけ自然体に近い環境で育ってくれるよう手を添えています。

直接手に取って生で食するものです。安全安心は基本中の基本。

みかんとともに汗をかき、紀州の自然の中で、

ミカン本来の美味しさを楽しんでもらいたいと

日々チャレンジしています。


消毒は手散布でピンポイント的に実施しています。

ミカンの木の成長維持や楽しんで食べていただくのに支障がないレベルまで散布量を減らしています。

収穫前後の落果防止の消毒、防腐剤、ワックスは使用していません。

その分、安全安心ですが思わぬ形で腐敗が始まり伝染します。

冬の場合でも暖房の効いた室内よりも、屋外(日光の当たらないところ)に保管して時々チェックしてください。


露地栽培の最大の難題、「除草」。省力化、生産性向上のためには、除草剤散布が一般的ですが、茶色に化した雑草、パサパサになった土、繰り返される畑の姿に恐怖の念を抱き、脱除草剤を宣言。ハンマー式草刈り機刈払機や農機具、「ハンド」を駆使して雑草の成長と戦ています。梅雨から夏場は毎日汗だく。夜のビールがうまい。

ミカンの味は鮮度と糖度と酸で決まります。店頭に並ぶには、収穫から日にちが経ってバランスが崩れてきます。たるい味、甘いだけのミカンはそのため。採れたてが一番おいしいので秋の温州ミカンは3日以内にお届けさせてもらっています。

(春のミカンなどでは熟成貯蔵させた方がいいものもあります)

食べた時、酸がきつい時は少しの期間熟成させてください。

酸が抜けてきます。表皮が堅い時も同様に保管熟成してください。柔かくなって剥きやすくなります。


ミカンの栄養はの部分にたくさんあります。
昔から『陳皮』として漢方薬に使われていました。
私たちの地域でも江戸時代の年貢に『陳皮』が記載されています。
是非これらの安全安心のミカンの皮の利用もお試しみを。
注)市販品のミカンの皮の安全性は当方ではわかりません。