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「竹炭作りと竹酢の効能」(その1) |
@縦型オイル缶窯による実験(その1) | A横型ドラム缶型窯による竹炭つくり(その2) | B島本竹炭工房 |
数年前能勢町のダイオキシン問題が起きた頃、府立高校の焼却炉が突然使用禁止になり、 本校のまだ新しい立派な焼却炉も急に撤去されました。使用禁止の時ひそかに竹炭窯に利用したいと思っていたので かなりショックをうけました。役人の頭はこんなものかと、怒りから悲しみへとかわりました。 それではと自分で小型の窯をつくりました。体育祭終了後の竹の廃材を利用して、竹炭を作ること にしました。 ところで竹炭の効能は多方面にわたるようですが、その効能実践も一部ですが実行しました 。(現在も実践中です) |
トタン板(オイル缶の蓋)
煙突用パイプ(内径10cm×長さ200以上)2度の経験で判る。
針金(煙突を支える為)、アルミホイール(隙間を防ぐ為)
A.工程
ア.オイル缶の蓋作り
トタン板をオイル缶の直径より10cm大きめの円板を切る。周囲に2
cmの切れ目を2cm間隔でいれると絞り易い。
イ.オイル缶の底面を上にして、その上にアで切り取った円板をのせ、ハンマ
ーで周囲をたたき(しぼり)、蓋状に加工
する。
ウ. 蓋に空気取り入れ口を、三方を切って写真の様につくる。
エ. 煙突を差し込む穴を切る。底から2cmくらい上部に開けると竹酢がたま
りやすい。
煙突の傾き10度から20度をつける。
2. 炭を焼く手順
@.道具(スコップ、アルミホイル、軍手、うちわ、マッチ、新聞紙、枯れ枝)の準備
A. 河原にオイル缶が埋まるくらいの穴を掘る。(瀬田川の支流の大同川)
B. 底に空気が流れやすくするため、すのこ状に2段敷き、その後竹材を立てに入れる。したがって竹材の長さはオイル缶の高さより5cmくらい短くする。
C. 材料の入ったオイル缶を穴に設置する。周りに砂を落とし埋めていく。
D. 蓋をとり、着火する。
E. 蓋をしてうちわであおぐ。
F. 煙が透明になったら、空気口を完全にふさぎ上から砂を10cmほどかけ、煙突もアルミホイルでふさぐ。(DからFまで約2時間)
G. F以降約2時間くらいで取り出せる。
3.課題
@. 実践1回目は煙突の径が小さく短いため空気の流通がうまくいかず失敗
A. 2回目は煙突の長さが短くしかも台風の為か風がつよく5割成功。風対策必要(煙突の先端を曲げる)
4.竹酢の効用
@. 水虫効果的面
薬局で買った薬品では長年治らなかった水虫が、一度竹酢(原液)を塗っただけでかなりよくなる。今日で3日めですが、再発を恐れて塗っています。話には聞いていたがこんなに利くとは信じられません。
A.炭を家の部屋に置いて脱臭効果、防虫効果を調べています。
B. 今後水の浄化、植物の消毒など、多方面にわたり試してみる。
5. 留意点
@. もう少し大きくオリジナルな炭焼き釜の設計と製作。
(窯より低い位置に燃焼室を持ち且つ炎が直接竹材に当たらない型)
A.空気の流れを考慮する。(煙突の断面積や長さを大きめに)
B.焼く場所の確保。
C.煙の色の変化を知り、透明の前に空気を遮断する。
(白が長く続く――青白――青――薄青――透明で空気遮断)