チームあきんど号withサンクロレラ

2006年 8月3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 おわりに

8月7日(月)ハードLeg2  プラチンブリ→アランヤプラチャ  396.83q  SS1=300.26q

1号車のホテル出発が8時であるが、31番スタートの我々は9時。ホテルでの食事は他チームがほとんどいない。 この余裕が後々厳しい試練として返って来ることになる。 ブリーフィングで説明のあったスタート直後のスタックポイント(動けなくなる可能性のある場所)は、1台スタックしていたが、地元のトラクターで引き抜いていた。 我々も深い泥に勝てずスタック。同じようにトラクターの力を借りて比較的少しのロスタイムで通過。 その後、少し気をつけなければならないと思っていたところで、山本のスピードにナビがついて行かず、次のコマ図が合わなかったのでミスコースと気がついたが、なかなかUターンできる場所がなく探していると、前方でラリーカー発見。 台湾のチェンさんーや他の車もスタックしている。 Uターンするにも狭く躊躇していると渡辺さんや木下さん勝間田たちが後ろについてしまった。 ますます身動きができない中、Dr.ニックはオンコースだという。どうやらオンコースかミスコースなのかが判断つかないようだ。 やはりこう言うときこそ自分を信用しUターンすることにする。後ろのチームからUターンするも、チェンさんが我々にウィンチで引っ張り出すように要請する。 ここまで調子が良かっただけに早くオンコースに戻りたいが、長年のお付き合いであるチェンさんを放って置くわけにはいかずウィンチのワイヤーを出し手早く引っ張る。 しかし、完全に埋まっている為、我々の車だけでは逆に引っ張られてしまう。 後ろにアンカーになる車があれば何とかなるのだが、もう他の車はUターンしていなくなってしまった。 2度試みたがダメだったのでUターンして戻ろうとするが、再びチェンさんがもう一度だけ今度はソフトカーロープで引っ張ってほしいと懇願するので仕方なくスタックぎりぎりのところまでバックし最大限のパワーで引っ張った。何とか引っ張り出すことが出来た。 木下さんの車にガソリンがないと言っているがさすがにディーゼル車の我々ができることはなく、ましてチームメイトの勝間田さんもいるので我々は急いで再スタートすることにした。 正直この時点でマックスタイム(ペナルティをもらわない最大限の時間)までにゴールできるか半信半疑である。すぐにオンコースに戻るが、また、スタック車輌があり「横を行け」と言う。 見るからにスタックしそうな深い轍だ。やはりスタックし、ウィンチで脱出。 ここもアンカー(ウィンチを引っ掛ける岩や木)が遠くトゥロープを2本継ぎ足した。アンカーが遠いところの脱出は意外なほど体力が消耗する。 体力の消耗と集中力は反比例することをラリーで知らされている。何とかPC2に到着。15分のサービスタイの間に給油をするためにスタンドへ。 サポート隊のない我々には仕方がないことであるが、非常につらい。再スタートには間に合ったが、ラリコンの補正が調整できていない。スタート後20秒ぐらい時間をかけてスタート。 山本に申し訳ないがお互いぎりぎりの状態だからドライバーも理解してくれる。残り50qは順調に走れたが、フライングフィニッシュ(ゴール時間を計測する場所でぶっ飛ばす)手前で小さなミスコース。 さすがに今年ひとつ目の超ロングSSで、少し緊張が切れてしまったようだ。 ホテルに向けてスタートするがマシンのブレが凄く何か異常事態と感じすぐにストップし下回りを点検する。 しかし異常は見つからない。どうもホイルに泥がこびり付いていてバランスが狂っているようだ。 ホテルにゴール後、洗車の許可をいただくが洗車場は満員。 2時間以内に戻らなければならないので、もう一つ違うところに行く。ドライバーは指・膝、コドライバーは首・ペンダコ、マシンは左のミラーと左のドアとボディ。被害は少々。 31位スタートから本日17位。がんばった!コースが長く集中しているようでも、違うことをしたり、聞いたりするとパニクッてしまう。 他の日本チームもいろいろトラブルが起きているようだ。チーム・トライアングルは、ショックの受けが曲がったようだ。 込山さんのスペースギャはラック&ピニオンが抜けたようです。渡辺さんはフロントガラスの割れ、木下さん勝間田さんはエンジンがダメのようだ。

31番スタートの為トップより1時間余裕の朝食 
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