チームあきんど号withサンクロレラ

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8月9日(火)トラブル発生!Leg4  メーホンソン→チェンライ

朝から首長族の村に向かうが、指示が悪くそのままスタート地点に到着。 一般的にはなかなか来ることができないこの地点を、アジアンラリーエントラントには観光できるようにとオーガナイザーの配慮で計画されたが、残念ながら通学途中の女の子を一人見ただけだった。 スタート時間に余裕のあるチームだけが観光出来たようだ。 とりあえず我々はSSのスタートに向けて待機し、まもなくスタート。

昨日のSS4がキャンセルの為本日に変更された。SS4をすごく順調に走行していたが、69.8q地点で事前情報の「スタックポイント」と名付けたところで見事にスタック。 すぐ横をチーム右京がパスしていく。やむを得なくウィンチで脱出するが前輪が動いていない。仕方なくそのまま走ることにする。次の川渡りで再びスタック。そしてウィンチ。 無理を承知で進めるところまで進む、雨が降りマッディ&スリッピーなコースに不可欠の四輪駆動がなくなってしまったのだ。しかしウィンチを使いながらリアの2駆だけを使ってしぶとく進む。 何度かリアが滑り出し谷に落ちそうになるが、山本のテクニックでマシンをコントロールする。ゴールまであと10km地点。今度はズルズルの長い登り坂だ。 左側は人が登れない切り立った壁、右側は崖でおまけに前方向にアンカーに出来るものが全く無く坂の折り返し部までウィンチのワイヤーが届かない。 トゥロープ2本ソフトカーロープ、ウィンチを可能な限り出し左壁の上で観戦している地元ギャラリーにトゥロープを木に掛けてもらいウィンチで登る。 中間地点でアンカーの取り直しをするために停止をすると、チーム・トライアングル、チーム・メディックが追いついて来て助けてくれた。 その先スタック車輌があり前車がストップしたが、チーム・トライアングルがゴールまで牽引してくれると言ってくれた。この牽引がハードなもので、牽引されながらSS内で一台追い越してしまった。 (初めての経験!!凄いことだ)しかし、チーム・トライアングルは1分のタイムオーバーで1時間のペナルティ、迷惑を掛けてしまった。(チーム・トライアングル、チーム・メディックありがとうございました。)

SS4ゴール後、リエゾンは二輪駆動での移動が可能なため、メーホンソンまで戻り町工場に飛び込む。 原因を探し出し修理に取り掛かる。結局我々はSS5をキャンセルしてでも明日以降も競技が続けられるように決めた。 しかし我々のランクルはタイ国内では販売されておらず、パーツの入手が困難で、あれやこれやと探して組み合わせてどうにか動かせるようになった。 しかし時間がかかり終わったのは7時半、チェマイ経由のチェンライ、すぐに宿泊地に向かう。ホテルまで9時間ぐらいかかるだろうとのこと。  4時間で176キロしか走れない、険しい山道で距離が稼げない。 二人とも睡魔に襲われ集中力低下、何度かガードレールに突っ込みかけた。マレーシアのチームをパスしたぐらいで地元の車も含めて全く出会わない。 タイの田舎は真っ暗だ、途中トイレをするのも、真っ暗で野犬がいる為車から離れられない。 気をつけなければ。アジアンラリーは我々にどんどん新たな試練を与えてくれる。 ホテルでのメンテはできそうもないがとりあえずホテルに着かなくては。到着は夜中3時30分。 持っていたカップラーメンを食べて、就寝4時45分。本日は本当に、クタクタに疲れた。 しかも寝られる時間は2時間、しかし明日も再びラリーが続けられる。

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