木について

無垢の家具の注意点!

・直射日光、冷暖房器具の風が当たらない場所に置く事

・冷暖房器具・加湿器による過度な湿気や乾燥は避ける事   

特に、部屋に運ばれてすぐは注意が必要です。)

木というのは、長い時間をかけてゆっくりと成長します。そのせいもあり、急な環境の変化にはついていけません。すごく乾燥させた木でも、直射日光でひび割れることはあります。どんなに外で乾燥させても今の住宅は断熱性が高いので、木が動いて反ったり縮んだりまたひび割れする木もあります。一年を通してやっと落ち着く感じです。

きるだけそうならないよう乾燥した材料を適材適所で使っていますが、木は生きているのでどうしても動きます。木を切るまでには、何十年もかかります。その間に木には癖がついてしまいます。昔の人は「木を切ってからでも、杉・桧で25年~30年、広葉樹などは100年動く。」と言っています。そして、もともと円柱形のものを四角に製材するので反りは当たり前に起こります。先人の教えで「新月の木」もがありますが、今の時代では入手は困難です。

木は生きているので、動くのが当たり前だと思うくらいが丁度いいと思います。また生きているからこそ、温もりも感じられるのだろうと思います。ある程度乾燥させれば、日常生活には苦にならないくらいの動き方なので心配はいらないと思います。

私達の暮らしに木は欠かせません。上手に付き合いたいですね。

立地条件によって同じ種類の木でも成長の仕方が違いますので、同じ木はこの世にひとつもありません。

木が好きで家具屋を始めました。それは木のぬくもりを知り、木の凄さを知り、自然の凄さと厳しさを知る事でした。そんなことも伝えていけたらと思います。


※私が感じる話です。また、時間と費用をかければ、ほとんど狂いのない材料は作れます。