8月13日(水) Leg4 Chumphon 〜 SuratThani 総距離・364.08km 修理を・・・
SSスタート地まで112.40km。スタート後エスケープし、本日のゴール地であるスラタニの町に行き、いろいろと修理を試みるがラチがあかず、無駄な時間を費やしてしまった。タイ・トヨタのディーラーで相談するもチェンマイに部品はあるが、空輸して半日かかるとのこと。我々にはそれを待つ時間がない。フロントデフのオイルを抜き確認したところ、金属のかけらが出てきた。間違いなくフロントデフのギアを痛めた模様。しかしここではパーツが手に入らないので、かけらの掃除だけをすることに。時間も厳しく余分なペナルティを貰わないように、SSのゴール地点に行きチェックを済ませ、本日のホテルに戻った。
修理ができずに落ち込んでいる二人に、アジアンラリー参戦当初からの友人であるタイ人のラチャンさんが「ここ4年デフを傷めて二駆で走っている。おまえらも、もっとラリーを楽しめ」「二駆でも走れるところは走って楽しめ」と言われ我々も考え方を変えることにする。もちろん二駆で危険を感じることがあればすぐにキャンセルすることを前提に競技を続けることにする。
日本人上位は新堀選手が2位につけているが、彼らのラリーは毎日SSをゴールしてホテルにたどり着けば、多くのメカニックとすべて揃ったパーツ類で、翌日にはラリーマシンが新車同様の状態に戻っている。我々も最低完走はしなければならないので、トラブルを抱えても、明日も頑張ることにする。総合順位は19位。キャンセルしたSSの最大タイム6時間と、ペナルティタイム5時間を貰いトップからは9時間遅れ。SSの結果により決まる明日のスタート順位は23番。後ろには一台・・・タイチームのビターラ(日本名:エスクード)だけとなってしまった。
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