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 私たちが棚田を守る理由
 棚田を守りたい・・・何故人はそう思うのか。
 棚田の持つ意義は多岐にわたると言われています。
 食糧生産、水源涵養(水源涵養・保水機能)、国土保全(保水機能・洪水調整機能・地すべり防止機能)、自然環境保全(生物多様性・生態系保全機能)、健康・安らぎなどの提供(保健休養機能・社会教育機能)、景観や文化資源の提供(景観形成、提供機能・伝統文化継承機能)など。
 そんな多くの意義を持つ棚田ですが、何百年も前にこれらの棚田を作った人々はそういうことを考慮して作ったのでしょうか?山村で暮らすため、必死になって棚田を切り開き、米を作ったのでしょう。只々、生きていくために・・・
 私たちもその思いを受け継いでいきたい。全てはこの地で暮らしていきたいという思いに集約されているような気がします。この地で暮らすために棚田を耕し米を作る。そうすることで自然と棚田の持つ多くの意義が機能するのでしょう。
 私たちが棚田を守る理由・・・それは純粋にこの山村で暮らしていきたいという思いそのものなのです。



 棚田を守ろう会の経緯
 棚田を守ろう会は平成17年に「米作り実行委員会」という名で発足した。その前年に30数年間耕作放棄されていた棚田、約80枚を復元したが、維持管理していく組織がなかったため、有志で組織されたのが米作り実行委員会であった。米作り実行委員会では幅広く、棚田での作業に関わってくれる人々を募集。翌平成18年には名称を「棚田を守ろう会」として活動の輪を広げることとなった。

 基本的には平成16年に復元された約80枚の田んぼでの米作りを主体に、
●棚田の維持管理に関する広報活動
●棚田米の販売促進活動
●農業体験など都市との交流活動
●他地域の関連団体等との連携活動
を推進している。近年はこれに加え、担い手の育成活動にも力を注いでいる。

 農業体験では年4回の米作り体験イベントを毎年実施、近隣市町村や都市部などから、年間のべ100名近い人々が棚田での米作りを体験している。
  
     田植え              草取り            しめ縄作り

 平成25年11月に和歌山県有田川町で開催された全国棚田サミットに参加。第3分科会「棚田保全活動を契機とする地域活性化・地域づくり」ではパネラーとしても当会の取組みを紹介。
  
   サミット開会式           第3分科会            全体交流会

 平成27年には「第2回わかやまの棚田・段々畑サミット」が那智勝浦町で開催され、現地見学会の会場として小阪の棚田に約70名の人々が訪れた。ホテル浦島で行われたシンポジウムでは事例発表として当会の活動を報告。
  
     現地見学会            交流会            シンポジウム




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