近江の名麸

  

麸惣製造所


麸惣の丁字麸は江戸時代末期、嘉永時代に初代惣吉(そうきち)が焼き始めました。

近江の郷土料理←麸惣の丁字麸と丁字麸のからし酢みそ和え


丁字麸の原料は何? 

丁字麸は、小麦が原料です。

丁字麸は小麦から取り出したタンパク質のグルテンと小麦粉と水でつくります。
麸惣の麸をつくるのにふさわしい良い、グルテン・小麦粉・水にこだわります。

製造風景生地を切っているところ

麸惣の丁字麸はどうしてつくるの?

小麦粉とグルテンと水を原料に生地をつくり、焼きあげます。

麸惣では、機械化せずに昔ながらの方法で一つ一つ手焼に
こだわって焼いております。舌触りがなめらかで、弾力のある
麸をつくる為、気候や気温など季節に応じて生地をつくります。

製造風景

生地をかまに一つ一つ入れ焼きあげます。

焼き上がった丁字麸

焼き上がった丁字麸

麸惣の丁字ふの話

近江八幡の「丁字麸」は全国でも珍しい四角い形が特徴です。
この独特の形は、全国を行商して回っていた近江商人の知恵から生まれたものと・・・
「麸の食文化が一般に広がったのは、江戸時代中期から後期。それ以前に農家の人たちが
家庭の保存食としてつくっていた麸は、丸い棒のような形でした。行商で持ち歩くには不便で困る。
そこで束ねやすく運びやすい角型の麸をつくることを思いついたのです。

丁字麸の表面にある線模様は、ちょうど家を支える梁の様に補強の役目も果たしています。
名前の由来は碁盤の目の様に区画された町並みや健康に良い漢方の丁子、当時ポピュラーだった
襖の丁子模様を連想させることなどから親しみやすい名前として定着していきました。

麸惣の丁字麸は昔ながらの手焼、原料の配合や生地のこね方、伸ばし方も気候によって微妙に変え、
手加減で調節しながら均一の生地をつくります。煮物にしても煮くずれず、なめらかな舌触りと
モチモチした食感が自慢です。近江八幡では昔から、すき焼き等の鍋物に必ず丁字麸を入れます。
他の具材のダシをたっぷり吸った丁字麸の味は絶品です。また、郷土料理のからし酢みそ和えや
椀物はもとより、軽くトーストしてバターやジャムをつけたり、アイスクリームを挟んだり。
磯辺揚げや中華料理との相性もバツグンです。袋を開けたとき立ちのぼる香ばしさ是非味わって下さい。

(エプタ 15号取材記事より)  
麸惣製造所

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麸 惣 製 造 所
 〒523-0844滋賀県近江八幡市博労町元23番地
TEL0748(32)2636   FAX0748(32)8737


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