社会福祉法人おおすぎ 障害者支援施設 城山れんげの里



私たちは「お互いさま」の気持ちを大切にする未来を目指して、自閉症(児)者等の人権を尊重し、障害のある人たちが自らの能力を活かし、笑顔がこぼれる人生を歩むことができるように支援します。

@ 障害のある人の生きていく困難を理解し、心豊かな生活が送れるように支援します。

A 障害を個人だけの問題でなく、社会全体の問題としてとらえ、障害のある人たちを受け入れる社会づくりに努めます。

「お互いさま」の言葉にはいろいろな意味がありますが、私たちは、人が困っているときは人を助け、自分が困っているときには助けてもらうという意味にとらえています。それ以上に、人や社会の課題を互いに共有した豊かな社会の創造への願いが込められています。

日本国憲法に「すべての国民は法の下に平等である。」とうたわれています。いいかえれば、基本的な人間同士の関係は対等であり、互いの人権を尊重しなければいけないということです。たとえ「支援をする、される」という間柄であっても同じことです。私たちは、いろいろな人と交流してきました。そして多くのことを教えられました。

しかし今、個人の生活を大切にするあまり人間同士の関係は希薄になり、他人の痛みや悲しみ苦しみを自分の問題として考え行動しようとする人が少なくなってきています。特に障害のある人たちにとっては、生きていく中での不便さはたくさんあります。

それを周りの人たちが補い合っていくのがあたりまえの社会であるというノーマライゼーションの理念そのものが「お互いさま」という言葉に集約されています。

社会福祉法人おおすぎは、そんな社会の実現を目指し、まず親たちが先頭に立ち、道を切り開こうと設立した法人です。


ノーマライゼーションという考え方が普及し「障害のある人も社会の−構成員として、地域の中で共に生活を送ることが当然である」といわれるようになってきました。

しかし、ノーマライゼーションが語られても、人の心や社会制度には多くの障壁があるのが現状です。

そのような現実をひきうけ、障害のある人たちが可能な限り普通の生活をすることができるよう支援し環境を整えていくために、十数年前から自閉症児・者の親たちが中心になり「翔(はばたき)の会」という団体を結成して、「たとえ障害があっても、一人の人間として尊重され、生き甲斐のある生活ができる施設を」と運動を進めてきました。

その運動のよりどころとして、(社福)おおすぎ を立ち上げ、具体的な行動として、障害者支援施設「れんげの里」を大紀町に設立し、さらにその6年後、津市に「城山れんげの里」を設立することができました。

「れんげの里」「城山れんげの里」は、その機能として、自閉症者の課題を受け止め解決することを役割の中心とおきますが、他の障害の人たちも利用できるよう配慮し、以下のような機能を持った施設として運営します.

 

@ 利用者が日々豊かに暮らすことができるように手助けをします。

A 在宅障害者やその家族の支援をします。ショートステイの機能を持ち、ゲストルームでは、在宅の障害児者とその家族が一緒に利用し、施設との関係を深めたり、相談を受けることができます。

B 各地に地域生活支援の資源を作っていくための拠点になります。

C 自閉症者の支援技術向上のための研究をします。

D ボランティアの育成・支援をします。


城山れんげの里

〒514-0818
三重県津市城山1丁目12-2

TEL 059-238-0001
FAX 059-234-6144
Mail shiroyamarenge@zb.ztv.ne.jp
(発達支援センター)059-238-0002
(児童デイサービス)059-253-1162
(れんげの里診療所)059-253-1161