本校では、長年にわたって校区内に生息する特別天然記念物“天野川ゲンジボタル”を環境のバロメーターとして位置づけ、全校児童が生活科や総合的な学習の時間等の中で環境学習を進めてきました。
 しかし、天野川ゲンジボタルは、特別天然記念物ということから市条例等で捕獲はもちろん、その生育環境を壊さないためにいろいろな規制がなされています。そのため、子どもたちは、ホタルの飛び交う成虫期はその姿を見ることができますが、幼虫時期の様子を観察することはできません。
 本校ほたる館(特別教室に常設)において水槽による飼育、観察を行っていますが、やはり自然の状態とは言い難いものがあります。
 そこで、ホタルが他の生き物とともに自然な状態の中で暮らしている様子を観察させたいと考え、平成18年度に「しがぎん学校ビオトープ助成事業」の支援を受け、中庭にビオトープ(ホタル川)を竣工しました。
 
 ・他の生き物との関係を観察する
 ・自分たちの手で大切に飼育する
 今後、四季を通したホタルの様子を観察することを通して、ホタルを大切にする心を養うことを目標に学習を進めていきたいと思っています。