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作物は土と水さえあれば、ほっておいてもたいていは実をつけることができます。
しかし、それを人が食べて、おいしいと感じるものを作るには、やはり人が手を加えなくてはできません。
私たちつくり手は長い間、それを人の力によってのみ解決しようとしてきました。
例えば肥料をとってみてもそれがいえると思います
肥料によって収量を上げ、肥料によって食味をあげる。
この考えが何よりも優先され、最良だとされてきました。 |
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しかし、ここ十数年の地球環境の変化が、私たちつくり手の考え方にも少しずつ変化をもたらすようになりました。
「人間が作り出したものばかりをあたえるより、自然の中にある様々な力を少しずつ分けてもらって作物を作るほうが、
よりおいしいものができるのではないか。」
そう思うようになりました。 |
肥料などの人が与えるものは、決して作物そのものをよくさせるのではなく
作物が育つ為には欠かせない土をよくするために与えるものであり、
あらゆる自然の力が土の中でより円滑に働けるようにする為のものであると考えています。
それによって結果、おいしい作物が採れるのだと思います。 |
私がお米を栽培するにあたって、”土”というものには
誰よりも心血を注いでいます。
これからもこの考えは変わることはありません。
一人でも多くのお客様に健全な土で育った
思い入れのあるお米をお届けできればと思います。 |
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