<発心門王子>
 
 発心門(ほっしんもん)の「発心」とは、修験道や仏教で 「悟りを求めようと一念発起する」
という意味があります。中世、この発心門王子の近くに「発心門」と呼ばれた大鳥居がありま
した。熊野御幸(くまのごこう)が行われた時代には五体王子(熊野九十九王子のうち、格別
の崇敬を受けた格の高い王子といわれる、読経、相撲、舞、歌会弊などが開かれた場所)で
はありませんでしたが、のちに五体王子となりました。