<高原熊野神社>

 高原地区の氏神で、高原王子と言われることもあった。神社に伝わる懸仏(かけぼとけ)の裏面には、応永10年(1403)と明記して、若王子(にゃくおうじ)を熊野から歓請したことがしるされている。社殿は春日造りで、室町時代の様式を伝え、熊野街道では最も古い神社建造物である(県指定文化財)。境内にはクスノキの大木がある。