<小広王子>

車道の小広(こびろ)峠には、バス停・小広王子の説明板、そして上部の折損した緑泥片岩の小広王子碑が建てられているのが見えます。古くからあった王子ではなく、史料では1700年代に初めて登場します。また、明治の道路改修以前は、もとの高い峠の上にあったと言われています。小広は「吼比狼」(狼の声が聞こえる)ことから来ているらしく、山深い峠だった思われます。現在は、この小広峠を挟んでコロッと天候が変わると言われています。