Species
・人間
時に優しく、時に残忍で、時に涙もろく、時に美しい。過去を悔い、未来を夢見て、現在を生きる生物。現代と運動能力が若干高いこと以外に何も変わらない。平均寿命は60歳。
・エルフ
背が高く色白で、知性が高く美男美女が多い。多くが精霊魔法や銀の武器を使用する。森に暮らしているが、自分たちより知性が低い人間を見下しているため、町に出てくることは少ない。ドワーフや妖魔を人間以上に忌み嫌っている。東部の生息地はフィロイツェルに近い「グリューネの森」。
・ドワーフ
身長150pぐらいのでっぷりとした種族。よくその姿は酒樽と形容される。山の中に横穴を掘って住んでおり、東部ではユナスダインとルーンバルトの境、ミューレイ山脈に生息。ドワーフは皆職人であると同時に勇敢な戦士である。手先が器用。男はひげを生やしていることが多い。平均寿命は120歳。人間の2倍という考え方は間違っているので注意。ハーフドワーフなどは無い。
・魔族
エルフ以上に高い知性と魔力、ドワーフ以上の筋力と体力を持つ。神、ドラゴン種族の次に世界で強い種族。シェルガームで妖魔を裏で指揮しているのは彼らだという噂があるが、詳細は不明である(シェルガーム自体が閉鎖空間的なため、詳細不明)。姿は人間そっくりだが、多くの場合背中に翼を隠し持っており、瞳は灰色。元々は妖魔よりも幻獣に近く、中世的な種族であったが、その高い能力は人間達を怯えさせ、”魔族”という名称を人間によって付けさせ、そして後に魔族狩りと導く結果となる。元々生殖能力の低い彼らは今ではほとんど存在せず、存在しても隠れ住んでいるか人間に紛れて生活をしている。時に人間の子供から覚醒して魔族が生まれる事が確認されており、賢者達の中には人間との関連性を研究している者もいる。
・妖魔
ゴブリンやオーク等、生まれたときから悪しき心を持つと思われている。フェルガランド信者の最も憎むべき相手。
・幻獣
ドラゴンやフェアリー、ユニコーン等。中性的な者達で、こちらが何かをしない限り、ほとんどの場合問題ない。
・不死者
魔族と似ているが微妙に違う。彼らには寿命がない。レイスやリッチ、グール等。最も代表的なものはヴァンパイア。これもフェルガランド信者の最も憎むべき相手。瞳が血のように赤い。
全ての種族がいつ、どのように表れたのかは謎に包まれている。分かっているのは幻獣が神々の時代からいるという事のみ。魔族と妖魔はシェルガームから逃げたものが増えたという説もあるが、これも全く確証が無い。ただ、創世記が、微かに人々に伝えるだけである。