弐陸陸参年長月


 
 壱日
 今日は一日中ブロッコリの定植。ひたすら畑の畝に穴を開け、そこに苗床の苗を放りこみ、土を被せて定植する。
 で、その直後には潅水してやらないと直ぐにヘタる。とりあえず、雨降れよ。
 
 弐日
 今日はブロッコリの定植とビニルハウスの組立て。
 ビニルハウスの組立ては炎天下に一人でやってると、すっとこ進まん。
 でっかい金槌で金杭を打って直径一寸ほどの穴を二尺ほど開ける。そこに鉄パイプを差しこみ、
 アーチの高さに合わせて切る。それを、一定の間隔でビニルハウスの切妻分を埋めるだけやるんだけども、
 杭が三貫目ほど、金槌が二貫目弱ほどあるんだよなぁ、重さが。まぁ、そんぐらいでなかったら
 地盤に穴を開けるなんて出来んわな。
 そう言えば、今日は晩に蛍が飛んでた。一匹だけだったけど。まだいてるんやなぁ。
 
 参日
 今日はビニルハウスの組立てと農業用部品の買い物、んで乾燥機の準備。
 今日で切妻分の竪管はほぼ終了。次はビニルを留める為のビニペットという金具を竪管に取り付ける作業と
 扉をつける作業が待っている。まぁそれは後日に。
 明日から稲刈りが入ってくるので、乾燥機の準備。乾燥機に籾摺り機、それと重量計。
 一晩乾燥させて次の日の晩に袋詰め、その後次の米を乾燥機に入れるという作業が連続するので
 晩に忙しくなるかな。まぁ、二品種作ってるので収穫時期に若干の差があって、その間は稲刈りが無いのだが。
 
 肆日
 今日はコンバインの準備と稲刈り。コンバインなんて物は一年中でもこの時期しか使わないので
 普段は倉庫で眠ってます。で、鼠の巣になったりするんだわ。その辺の掃除やら試運転やら。
 で、動作の確認が終わってから稲刈りに出動。去年に一度だけ乗ったことはあるけど、そんなぐらいじゃ
 微妙に忘れてるんで、おさらい込み。
 それと、コンバインも万能じゃないので、田圃の隅っこのコンバインが旋回するところ、この部分は最初に手で(鎌で)
 刈ってやらないと駄目です。慣れてくると、旋回半径よりも微妙に大きく刈るようになり、
 更に横着の域に達すると、ぎりぎりの所を見切れるそうです。ぎりぎりということは、コンバインをきっちり動かさないと
 回りきれずに立ち往生する羽目になるということ。まぁ、そうなったらもう少し手で刈るだけの話ですが……
 これが時間食うのよ。
 
 伍日
 今日も一日稲刈り。……暑い……。稲の穂の切り粉とかが飛んでまとわりついて痒い。一日中……。
 この痒いのは風呂かなんかで洗い流さんと治まらんのが困ったもんだ。
 取り敢えず今日で家の近所の分は終了。後はちょっと離れた所のだ。そっちん方が多いけど。数日後からかな。
 
 陸日
 今日はトラクターにてビニルハウス内の耕耘。難易度低中高と一通り。(水無月の蒸し込みを参照。)
 蒸し込みの時よりマシなのが、上にビニルが無い為に土埃でモコモコになるという事が殆ど無いということ。
 風が通る為にふよふよといつまでもうろついてないってのが大きいかな。
 
 漆日
 今日はトラクタにて耕耘、そして管理機にて畝作り。相変わらず土が飛ぶ。エヅくっちゅうねん。(爆)
 今日はこっから、久々に愚痴垂れるぞ〜♪
 近所で交通死亡事故があったみたい。夜中二三五〇時ごろに地元の国道で乗用車と無灯火逆走自転車の正面衝突。
 結論から言わせてもらおう、ありゃあ自転車のおっさん死んでもしゃぁないわ。
 幾ら歩道がある方、用事のある方とは言え、国道の車道を逆走、夜中に無灯火。轢かれない方がおかしいですな。
 法律上はどうなのかは知らないが、一応自転車で走ってる以上、轢かれたら死ぬ確率が高い事は
 五十路を超えたおっさんなら知ってて当然の事柄だろう。車を運転していた方も過失はあるのだろうが、
 これには同情する。俺も学生時代に原付運転中、夜間に街灯とか光源の全く無い同じ国道を走行中、同じく無灯火で逆走してきた
 地元の高校の学生と正面衝突しそうになった。そのときその学生は逆ギレしたのか、自分の状況もわからん分際で
 文句垂れてたがね。一遍轢き殺されろ、こんなやつ。おそらく轢き殺されても解らないんだろうね、理解できないのだろうね、
 可哀想に、親が教えてやれよ。指差して笑うぞ、ホンマに。
 免許持ってると解るだろう、夜間の無灯火自転車ってのがどれだけ怖いものか。じゃぁ、免許持ってないと免罪符なのかってぇと、
 そうじゃない。それでもいいが、轢き殺されても文句の言えない状況ってのはあるんだよ。このおっさんみたいにね。
 自転車で自動車相手に隠蔽(ステルス)掛けてどうすんねん?(笑) 轢かれたいのならいいけどね。
 自転車とか二輪車で、自動車とかダンプとかに喧嘩売って勝てるってんならやってみよう。絶対負けるから。
 裁判では勝てるかも知らんが、その前に本人死んでる可能性が高いって。
 死なない算段すれば、どうすればいいか判ってくるだろう。
 うちの地元でも、自転車に乗ってる餓鬼連中は狭い道でも平気で並走して、車が来ても避けようともしない。
 轢かれたら金が取れるとでも考えてるのか、クラクションを鳴らしても意に介さず。
 正直に言おう。一遍牽引車にでも轢かれて死んでしまえ、こんなやつら。
 グズグズの挽肉になってしまえ。どうせ言っても解らんのだから。
 一応、餓鬼と言っても二十歳未満の者を対象にしてます。一応未成年で、親の被保護下にあるものとして。
 それは兎も角、久し振りに新聞見て指差して笑ったよ。あっはっは。
 あーすっきりした。裁判になったときの勝敗、この言に対する反感共鳴は兎も角、地元新聞の記事に対する素直な感想。
 
 捌日
 今日は管理機にて耕耘(畝作り)、それとビニルハウスの組立て。
 ぼちぼちとビニルハウスの組立てが完了に近づく。全部自力で……ても親父と俺だけど、他人に依頼しないで
 やると苦労するなぁ。もうちっとだ、頑張れ、俺。
 夕方、納屋の中を覗くと、未だに燕が一匹帰ってきてるんだよ、巣に。他のとはぐれたのかなぁ、そうとしか考えられん。
 
 玖日
 今日は先日から作ってるビニルハウスの中で肥撒きとそこをトラクタで耕耘、その後そのハウスの組立て。
 北側の切妻部分がほぼ完了したので、トラクタが出入り出来るかどうかの確認も兼ねて。出入り出来るので
 良しとしよう。出入りの難度は初級程度、かな? トラクタの大きさにも依るけどね。
 一応、うちに現在あるトラクタでの尺度で判定してます。上級用って畑とかビニルハウスってのも存在する。
 出入り難しいぞぉ。(笑)
 
 拾日
 今日は雨のため、午前中部屋の片付け。午後からは雨も上がったので稲刈り。晩になってからは
 祭の準備で、練習場となる地元の会場の畳上げ。畳上げといっても敷き変えなんだけど。
 今年も祭の時期がやってきました。しんどいのが月末から一ヶ月ほど続くぞぉ。
 
 拾壱日
 今日はビニルハウスの組立てと稲刈り、配り物を配って一軒居留守食らって、ぼちぼちな一日。
 そういや今日だったっけ? 確か弐年前の米無差別襲撃。ふと今思う。某教原理主義の人が
 自爆恐慌襲撃なんてやるのは構わないんだけど、ばれないとでも思ってたんかいな?
 現米帝の喧嘩っ早さは奴さんの親父がやってた時も一緒だったと思うんだけど……
 まぁ、白家も襲撃目標には入ってたみたいだけど、どうやら都合よく難を免れたらしい。
 なんか、こんな事を考えてると、すごくきな臭くなってくるんだけど。某軍が自分で勝手に慌てて喧嘩売らされてるの
 判らずに喧嘩売っちまった時のように……
 
 拾弐日
 今日は稲刈り、午後から雨がちらついてきたのでビニルハウスの組立て。で、もうちっとで一段落つくぞーって時に
 ぼちぼちな土砂降り。ええや、やっちまえ、と終わらせようとかちゃかちゃやってると本格的に土砂降り。
 結果、濡れ鼠二匹製造完了。慣れてるから良いんだけどね。
 
 拾参日
 今日は午前中に臼挽き(籾取りね)と、午後から稲刈り。野良仕事一年生としては、やっぱり機械の扱いには
 失策が蹤いて回るらしい。要は、考え及ばず機械の異常停止なんてことがぼちぼちと。
 それが今日は重なったから困った。こうやって経験値積んでいくのかなぁ、とか思ってみたり。
 そんなこんなで親父に怒られたりってのはちょこちょこあるんだけど、自分の失敗なんだからどうしようもない。
 次に失敗しないようにするしかないんだな、これが。まだ、うちの場合は、親父がオイラに機械を使わせてくれるから、
 こうやって覚えていけるんだ。これが使わせてもらえないで或る時いきなりってなったら、正直言ってしんどいよ?
 聞いて使ってみても失敗するってのに、聞かんでいきなりとかになったら、まず動かす所から苦労確定。
 怒られれば、或る程度は頭に残るので覚えてるんだよ。若しくは失敗してしこたま難儀した時にもね。
 近頃よく聞くのが、「怒られるのが嫌で」とか「給料少ないから」とかでせっかく就職したのに
 一年未満とかで止めてしまう人。……怒られるのも、給料の少ないのも当たり前のような気がするんだけど?
 うちの近所には、一日持たなかったって例もあるけどね。こうなると給料とかどうのこうの以前の問題だな。
 会社側としたらまだ仕事に使えない半人前だよ? 怒られて、それでも堪えて、先輩や上司の技術とかを覚えて、
 やっとこ一人前になれるような気がするんだけどなぁ。それまでは給料も少ないだろうよ。
 でかい会社とかになると年功で徐々に上がっていくとかあるけど。特に不景気な今は尚更安いか。
 ま、不法に安いとかの場合もあるかもしれんが、街でも額面で月十五万あればなんとかなると思う。
 生活はしんどいかもしれんけどね。じゃなきゃ田舎就職で安いアパートとかでやりくりすればなんとかなるでしょ。
 一番安い方法は実家から通勤で地元就職する方法。生活費は親との折半とかでなんとかなるし。
 その辺は色々と。
 ま、この国も未だにどう向いて走ってるのかよく判らんけどね。とっととどうにかしようよ、首相。
 このままじゃあんたら、役立たずどころか寄生虫だよ? 何の為に国民に選んでもらって政治を任されてるのか
 これじゃぁ判らんわ。何が偉いんだかね? ふんぞり返ってるけど。ふてぶてしさと腹黒さだけですかい?
 それは兎も角、斯く言うオイラも、前に勤めてた会社を六年半で辞めた。まぁ、家業を継ぐってのがあったからなんだけど、
 前の会社で使ってた技術ってのは、オイラも自分自身でまだまだ身についてないって思ってる。
 五〜六年経った頃には上司である当時の係長とかに文句とか言った事もあるけど……
 オイラ自身も色々失敗も多かったしねぇ。まぁ、会社に勤めてる場合はその隅々まで覚えるって必要は無いと思う。
 仕事をはかせるのに必要な技術、その地位に応じた知識、経験、切り回す能力というやつか。それを覚えて実践できれば。
 だけど、オイラが今やってる家業は、基本的にオイラが全部覚えておかないとならないんだわ。
 親父がぶっ倒れたら、特に力仕事とか機械仕事ってのを教わる相手が居ないんだから。
 「近所の人に聞けば?」という反応もあるかもしれないが、全部が全部まで聞く気にもなれないし、
 或る意味、同業他社に技術を聞きにいくようなものだから。そこまでひねなくてもいいかもしれんけどね。
 なんか、愚痴みたいになったけど、要はオイラもまだまだ要精進ってことかな。
 
 拾肆日
 今日は稲刈り。ひたすら稲刈り。やっぱり雨の影響ってのは大きくて、通常乾いてしまった田圃にコンバインを入れて
 稲を刈るのだが、水が溜まっててグズグズ。護謨(ゴム)製の履帯(キャタピラ)だけども、旋回に難儀。
 でも、乾くまで待ってられないんだわ、これが。稲刈りするようになったら雨降るんだもん。
 葉月末とかの降ってほしい時に降らないのに。まぁ、そんな事言ってもしゃぁないけどね。
 で、今日刈った分は、昨日刈った分を乾燥機から出して臼挽きしてから乾燥機に放り込むので、晩になってからもボチボチ時間が
 掛かる。一時間で、米袋に二〇俵(二斗袋に四〇袋)弱出来るんだわ。二人つきっきりでやらんといかんけど。
 一時間掛かる日もありゃぁ四〇分ほどで終わる日もある。で、その後に乾燥機に新しく獲ってきた米を放りこむ、と。
 ちなみに、米二斗で三〇瓩強。ボチボチ重い。
 
 拾伍日。
 今日も稲刈り。ひたすら稲刈り。勿論晩には臼引き。まぁ、毎度の事なので、今日は一風変わった発見を。
 ……こんなん見付けました。田圃で。
    
 どう見ても飛蝗(バッタ)か蝗(イナゴ)か、その辺にしか見えないのだが、何故か結構な桃色(ピンク色)をしてる。
 大概、緑か麦穂(ばくすい)のような色だと思うのだが……こんな色のは一匹だけしか見なかったけど。
 これについて、一つの推論を展開させてもらうと、先月初頭にジャンボタニシというものを紹介したけど、
 それの卵ってのがこれまたどぎつい桃色をしている。鮮やかといっていいぐらいの色である。
 で、それが稲やら草やら、田圃の岸にまでひょこひょこと、五〇〜百ぐらいの塊でそこいらに産み付けられているのだが、
 これがまた見た目だけではなくて中身までどぎつい桃色。踏んで潰すと、ドロッとした液体がネバッと出てくる。
 実際に踏み潰してみると、すごく気持ち悪いのが。はたしてそうなのかは知らないが、これを食ったんじゃないかなぁ?
 実際にそれの湧いてる田圃だったし。
 う〜ん、大自然の神秘?(爆)
 
 拾陸日
 今日も稲刈り。んで夕方から結婚式の打ち合わせ。
 ……流石に一ヶ月半も空けると覚えてないなぁ。一応メモってはいるのだけど、記憶があやふや。
 まぁ、何処で何してたかってのは辛うじて覚えてるけど、取り敢えずは脳味噌の底に溜まったヘドロを
 掻き出してるようなものかな。
 今日刈ったところに、苗を間違えて混ぜて植えてしまった田圃があって、種に残せなかったんだわ。
 ま、他の所のがあるから別にいいんだけど。
 ……昨日のバッタ、アルビノというやつらしい。劣性遺伝で色素が抜けたとかなんとか。
 
 拾漆日
 今日も稲刈り。田圃三枚。合計約二反六畝ほど。微妙に時間が掛かった。
 暗くなったら、灯りを点けても正面と真後ろしか見えないんだわ。曲がる時は大体の感覚で曲がる。
 まぁ、見当がつくので間違う事は稀だけどね。
 
 拾捌日
 今日はトラクタにて耕耘。その後、実機講習と稲刈り。
 一昨日刈った所は、大雨が降ると冠水するので、刈り取った藁屑を
 そのまま置いておけない所なんだわ。要は、刈った藁屑が水に浮いて流れてしまうんだな。
 それだけなら良いんだけど、それが余所の家の庭とか海に流れていって、方々から苦情が殺到するみたい。
 そういう所に家を建てるほうが間違ってると思うのは気の所為か?
 まぁ、不動産屋もそういう所は客に言わないみたいだけど。言ったら売れないから。
 それもそれで如何なものかと思うのだが?
 で、実記講習なんだけど、蒸し込みという、土壌消毒と微生物活性化という微妙に両立しないような作業過程が
 あるんだけど、これがしこたましんどい。まぁ、水無月と葉月の回想である程度書いてるけど……
 それを機械でしようってんで、その機械を見学して、作業の実演の講習を受けたんだけど……
 ……こんなん要らないよ?
 使えそうなのは、ビニルハウスで二毛作とか二期作をする場合かな。うちはそんな事しないし。
 しかも値段が高過ぎる。
 その後は稲刈り。またも失策。うがぁ……
 
 拾玖日
 今日も稲刈り。取り敢えず、うちのうるち米の分はこれで終了。雨水が溜まった田圃だけど、
 なんかもうどうでもいいやってな感じ。水の溜まった所はぐずぐずに練り回してえらいことに。
 それでも、穂が水に浸かって芽が出てるのもあるからとっとと刈っとかんとこれまたえらいことに。
 ちゅうわけで、或る意味やっつけ勝負みたいな感じになった。
 後で足回りの掃除に難儀したよ……
 
 弐拾日
 今日は雨。だもんで、朝から昨日の分を臼挽き。で、今度挽くのは人様の分になるので、臼挽き機と乾燥機を掃除。
 籾を触ると痒くなるんだ、しこたま。終わったら速攻で風呂。風呂がめっちゃ気持ちいい。
 
 弐拾壱日
 今日も雨。微妙に台風が近づいていたので、風も強かった。で、先日、トラクタの後ろに付ける
 肥撒き機を買ってその脱着方法を教わったので、今日は親父と二人でおさらい。難度か脱着してると、
 取り敢えず覚える事が出来た。
 で、雨が小降りになったので、ボイラーの引越し作業の準備。……もうそろそろ作業終了ってなところで、
 土砂降り。濡れ鼠が二人出来上がる。……なんだかなぁ。
 
 弐拾弐日
 今日はビニルハウスの組立てとボイラーの搬送、トラクターで肥撒きと耕耘。
 ビニルハウスの組立てっても切妻部分とか扉の部分とか、そんな細かい所。
 新しいボイラーを購入したのでビニルハウスに設置、古いのを別の所に移動、勿論重い。
 オイラと親父と店の人と三人掛かりでやっとこしょっとこ運んだよ。
 トラクター、後ろの爪(ロータリー)を肥撒き機に換装して試運転の後に初肥撒き、してその後
 爪に換装して耕耘。肥撒き機も爪もかなり重いから一人で運べないので、何枚か集まってる田圃の近くに
 置いておいて、換装するという微妙に苦肉の策。暫くはこれが続くだろうなぁ。
 
 弐拾参日
 今日はトラクタで耕耘と、その後ブロッコリの定植。トラクタで耕耘後に畝立て含む。
 明日は雨みたいなので、ぼちぼち焦って植える。腕がだるい。
 
 弐拾肆日
 今日は雨。朝のうちは部屋の片付け。午後から微妙に雨が上がったのでブロッコリ定植。
 部屋の片付けは全然終わらんです。荷物多過ぎじゃぁ。(笑)
 
 弐拾伍日
 今日も雨。部屋の片付け。なんつうか、雨の中隠居から母屋に荷物を運ぶのは微妙にしんどい。
 いっぺん青空になるからねぇ。屋根無しの所を荷物持って雨に晒されながら移動。はうぅ〜……
 
 弐拾陸日
 今日は籾殻の片付け。相変わらず手作業でゴミ袋みたいなものに詰め込んでいく。
 塵取りみたいなのを使ってがさがさと。時間は掛かるわ、籾殻がちくちくして痒いわ、
 なんつうか、或る意味嫌な仕事ではある。だけど、これをしないと、ビニルハウス一個使えないのよ。
 で、この籾殻、来年堆肥に使うしね。
 
 弐拾漆日
 今日は豆の種蒔き。マルチシートという孔開きの黒いサランラップみたいなのを畝の上に被せて
 その端に土を被せて飛ばないようにして、孔のところを小さいスコップで掘って、そこに種を蒔いて
 上から土、若しくはバークミンをかけて蓋して虫害駆除の薬と水をかけて終わり。
 ……めっちゃ時間掛かるねん。
 
 弐拾捌日
 取り敢えず、今日も豆の種蒔き。それと、今年もやってきた祭の練習。獅子舞とかの鳴らし始めだよ。
 これで晩に動けなくなるんだ、祭終わるまで。
 今日は宴会だけどね。それでも獅子舞を一回舞うんだけど、オイラは太鼓。今年から舞わなければならんかな?
 
 弐拾玖日
 今日はトラクタにて肥撒きと耕耘。ボチボチ涼しくなってきたものの、昼間は暑い。
 で、トラクタの上でハンドル握ってるだけなんで、結構眠い。……軍歌でも唄ってやろうか……
 今日から獅子舞の練習始まり。去年から始めただけってのと久し振りってので大分忘れてる。
 とっとと慣らしていこう。
 
 参拾日
 今日はトラクタにて耕耘とブロッコリの定植。なんか並行作業というか流れ作業というか、
 おいらがトラクタで耕耘した直後にそこに親父達が植えていって、おいらは次の田圃を耕耘。
 そんな感じ。で、オイラの方が終わったら親父達の手伝い。そんな感じの仕事が続いていく。
 これを繰り返していくんだなァ。
 
 
 

 


一つ戻る