自然と信仰
世界遺産に登録された熊野の9項目を紹介します。
毎日新聞に連載した「こころ紀行」の一部にリンクしています。(末尾の※をクリック)
那智の滝
補陀洛山寺
花の窟
熊野川
熊野本宮大社
熊野速玉大社
熊野那智大社
青岸渡寺
熊野古道
那智の滝(和歌山県那智勝浦町)
国の天然記念物「那智原始林」を含む那智山にある「那智48滝」の一つ。 最も大きく、しかも優雅で美しく、「一の滝」と呼ばれている。 日本一の落差133bを誇る。滝口で三つに分かれて流れ落ちるため、三筋の滝ともいわれる。 熊野那智大社、青岸渡寺の創建にかかわる神々しい滝です。
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補陀洛山寺(和歌山県那智勝浦町)
近くの那智の浜で、外からクギ打ちされた渡海船に生きながら乗り、 極楽浄土を目指した補陀落渡海ゆかりの寺。この寺の住職や武将・平維盛らが船出した。 平安初期から江戸時代まで続いた。 境内に渡海上人たちの名を刻んだ記念碑、復元された渡海船が展示されている。
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花の窟(三重県熊野市)
高さ45bの巨岩が、創造の女神・イザナミの墓とされている。 火の神・カグツチを生んだ後、亡くなり、熊野・有馬村に葬られた、と「日本書紀」に書かれている。 そばにカグツチを祭った塚がある。年に2度(2月2日、10月2日)、岩の頂上から綱をめぐらす「お綱かけ神事」が行われる。
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熊野川(和歌山県新宮市)
紀伊山地を縫うように流れる熊野川は、古代から熊野詣などの交通路として利用された。 熊野本宮大社から熊野速玉大社までの、田辺市・新宮市間(約40`)が 川の熊野古道として世界遺産に登録。 川の文化遺産は世界で唯一。05年秋、新宮市で往時をしのぶ川舟下りが復活した。
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熊野本宮大社(和歌山県田辺市)
元々、熊野川と音無川が合流する中州にあったが、明治22年の大洪水で流失した。 スサノオ、イザナギ、イザナミ、アマテラスの4神は高台の現在地に遷された。 他の8神は旧社地「大斎原」(国の史跡)に残り、祭られている。稚児が主役の 湯登神事、みこし渡御などの例大祭は4月13〜15日盛大に行われる。
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熊野速玉大社(和歌山県新宮市)
足利義満が寄進した古神宝類、熊野速玉大神坐像など4神像、1200点を超える国宝を所蔵しており、 南紀州の正倉院と呼ばれる。 女人禁制の火祭り「お灯まつり」(2月6日)は摂社・神倉神社で行われる。 神馬渡御式、御船祭・早船競漕などの例大祭は10月15、16両日。
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熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)
「那智の火祭」(7月14日)で知られる。平安時代からの熊野御幸は9人の法皇ら98回。 最多は後白河法皇の34回。陰陽師・安倍晴明らを従えて来訪し、那智の滝で千日行(3年間)をした 花山法皇をしのぶ「桜花祭」(4月14日)「紅葉祭」(11月14日)など、 平安の時代絵巻を繰り広げる行事が多い。
青岸渡寺(和歌山県那智勝浦町)
西国三十三カ所の第1番札所。観音信仰の巡礼者でにぎわう。本堂は豊臣秀吉が再建した。 境内から那智の滝が眺望でき、手前の三重塔と並ぶ景色がよく、記念写真のスポット。 毎年、大みそかには滝と塔がライトアップされ、夜空に浮かぶツーショットは 初詣客を幽玄の世界に誘う。
熊野古道・大門坂(和歌山県那智勝浦町)など
樹齢何百年の杉木立に続く石段。大門坂は距離も短く、古道の雰囲気も味わえる。 入り口の茶屋で時代衣装の貸し出し(写真)もしている。太平洋を望む高野坂(新宮市)、 山里の風景も楽しみな発心門王子〜熊野本宮大社(田辺市)などとともに初心者向き。
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