自然の恵み

物産

黒潮の海、清流、山がもたらす熊野の味を紹介します。


マグロ 熊野の蜂蜜
マグロ

生マグロ水揚げ量「日本一」を誇る勝浦漁港

和歌山県の勝浦漁港は、西日本随一の生マグロ漁業基地です。 年間を通じてマグロが水揚げされます。 未明、漁港に行くと、熊野灘などで操業したマグロ漁船が次々に入港し、 クレーンなどで吊り上げ、市場に並べられます。
クロマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ。 たまにはカジキ、サメ、マンボウも揚がります。作業の邪魔にならないようにすれば見られます。 この写真の手前にあるのは、クロマグロ。本マグロとも呼ばれ、ひときわ大きく、存在感は抜群です。 1匹で何百万円もします。小型のビンチョウマグロなら何百匹も買える値段です。 午前7時から競りが始まり、活気付きます。(原則、休みの土曜日を除いて毎日)。 競り落とされたマグロは木箱詰めにされ、東京・築地、大阪、名古屋に出荷されます。
勝浦漁協は「生鮮マグロの水揚げは日本最大。品質も勝浦産は築地で高い評価を受けています」と話している。 全国のいろいろな産地と同じように、地元には、いいものが残らない。 とはいえ、赤みが少ない、白っぽい身のビンチョウマグロの上物は地元ならではのものです。 旅行ガイドブックに載っている店で、「高くて、まづい」と悪評の店もあります。 残念なことですね。勝浦漁協(0735-52-0951)。


熊野の蜂蜜

熊野の蜂蜜は江戸時代に全国ブランド

江戸時代の「日本山海名産図会」や「和漢三才図会」などに「蜂蜜は紀州熊野から出るのが一番よい。 芸州の産がこれに次ぐ」とあり、「いまは多く砂糖蜜を蜂蜜のように偽せる」と書かれ、 出回る偽蜂蜜を見破る方法などが記されています。 また「本草綱目啓蒙」は「紀州熊野蜜を上品とす」として、 全国各地で採れた蜂蜜が薬店ですべて「熊野蜜」の名で売られていたとあります。 偽物や偽表示が横行していたとは、人の営みは進歩していないな、と驚きです。
 それにしても熊野が相当な産地だったこともうかがえる記述です。 熊野の山々は、雑木林も多く、温暖な気候でもあり、蜜の採取に適していたのでしょう。 熊野で養蜂をしている中村誠一さんは、1箱に約4万匹のミツバチがいる養蜂箱を約150箱も持っています。 那智原始林などで採蜜している。ミツバチがハゼ、タラ、ネズミモチなどの花の蜜を集め、濃厚で、 深い味わいの蜜になっていきます。まさにミツバチが味、香りをブレンドしているわけで、 花の咲きぐわいなど、その年によって味わいが異なります。自然そのものの味というわけです。 「山の蜜」の名で販売しているが、「おいしい」と評判になっています。 那智勝浦町浜ノ宮の中村養蜂場はフリーダイヤル(0120・83・3755)。



写真をクリックすると大きく表示されます。

トップへ戻る