からすうり(雄花)


ウリ科 カラスウリ属 カラスウリ Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim.

2009年8月11日 古座川町一雨

この花も人間以外の動物と一緒のようで雌花より雄花の方が少しだけ派手なようです
雌花の後にはがなり十月末になるとそれが赤く色付いてきます
種の周りの果肉がしもやけに効くそうですが最近はしもやけになる子もいないので用無しのようです
取り出した種は光沢が有って割と平らなんですが 乾燥すると表面ががさがさになりくびれが大きくなります、子房の入っているのは真ん中だけで両側の翼は浮き袋のようです 川岸に生えていることが多いので 川の流れを利用して分布域を広げる時 川底に沈んでしまわない様に浮き袋を持っているのか? 浮いていれば洪水の時少しでも高い位置に漂着出来る可能性も狙えるだろうし
形が打出の小槌に似ているとかで財布に入れておくと縁起がいいそうです
山にはからすりの二倍は有りそうな大きな実の もみじからすうり がなっていました
薬  根、種子(便秘、黄疸、利尿、催乳) 果肉、果汁(しもやけ、ひび) 根の澱粉(天花粉)