『レッドデータブック・あらたな出発
〜市民グループの立場から』
が開催されました。
新レッドデータブックが刊行されました.
本書は、三重県内の絶滅のおそれのある動植物の資料集と位置づけられ、
評価を定量的におこなうことによりランクに客観性をもたせたとされています。
しかしながら、実際にデータを整理し、評価を行うにあたってはさまざまな問題が
ありました。それらの問題点について、各分類群ごとに整理し、今後の活動に
つなげていきたいと思います.
また、レッドデータブックとは、すでに述べたように絶滅の恐れのある動植物の
データー集であり、生物多様性保全のための資料として活用されてはじめて効果を
発揮するものです。新レッドデータブックを有効なものにするためには、われわれ
市民グループは何をなすべきか、何ができるのかを話し合いたいと思います.
三重県の自然や,それらを守る活動について、興味・関心をお持ちの方の参加を
お待ちしています.
内 容
T 基調講演
演 題 三重県レッドデータブック2005のカテゴリー評価方法と課題
講 師 西 村 和 也 氏
(三重県松阪農林商工環境事務所主査
/レッドデータブック2005カテゴリー評価方法の考案者)
U パネル+αディスカッション
各専門部会の代表者をパネラーとして,参加者もまじえて上記の内容について
討論します.
共 催 日本野鳥の会三重県支部 三重クモ談話会 三重コケの会
三重昆虫談話会 三重自然誌の会 三重動物学会
シンポジウム
シンポジウムでは、三重県レッドデータブック2005において、
各カテゴリーの評価方法を考案された西村氏の評価方法や考案にまつわる講演と
実際に調査やとりまとめをされた各専門分野の先生方をパネラーとしての
パネルディスカッションが行われました。
レッドデータブックのこれからの活用や各専門分野のこれからについて
闊達な意見が出されました。