2004年の夏

7月10日(土)
梅雨が終りに近づいているようだ。雷を伴った激しい雨が多くなっているような気がする。
先週は静岡県内での集中豪雨によって、東海道新幹線が何時間も「運転を見合わせ」となっていた。 そんな雨の季節に感じたこと。
近頃は運送会社のトラックなどが、昼間点灯をしているのをよく見かけるが、 一般のドライバーの多くは、激しく降る雨の中でもスモールライト(車幅灯)すら点けない。 「自分が見えているんだから、他人も見えているはず」という過信なのかな。 手元にあるスイッチをちょこっとひねれば良いだけなのに、それが億劫なのかな。
黒いボディの軽乗用車よりも、スクーターのほうが目立っていた。

7月19日(月)
異常気象と報道は言う。先週は新潟、昨日は福井でも川の堤防が決壊する豪雨。 でも堤防って、古くは江戸時代に造られているし、明治以降の治水事業で出来ているはず。 ものによっては100年以上も耐えているのに、今頃壊れるなんて変。 その間も豪雨はあったんじゃないのかな。
僕は子供の頃、川のすぐ横に住んでいたことがあるから、めっちゃ川が怖い。 部屋の窓から見えるその川は、天気に反応してその表情を変えたものだ。
やっぱり、山や森を減らし過ぎた報いなのかな。山が水を貯めておくことが出来ずに、 雨水が一気に川へ流れ出す。ダムより上流の水は止めることが出来ても、 それより下流に降った雨には無防備だ。
自然には恐ろしい部分もある。その自然と向き合って、上手に利用して来たことが人間の歴史でも あるのだから、関係省庁のみなさんはじめ、僕ら国民は知恵を絞って対策していかなければならない。


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